interview
社史編纂プロジェクトのリーダーを務めた濱島茂光常務。
50年の歴史をまとめていく作業は苦労の連続でしたが、
先人たちの思いに触れる貴重な機会になったと振り返りました。
※撮影時のみマスクを外しておりますが、感染症拡大対策を徹底の上
マスク着用のもと座談会を行っております。
Q01.
今回社史を制作するにあたって
苦労したことはありましたか
A. 創業当時の写真や資料を集めるのに苦労しました。
その気になればすぐに作れると思っていましたが、いざ始めてみると、想定以上に時間がかかり、結局1年以上もの時間を費やすことになってしまいました。特に苦労したのは創業当時の資料集めです。他社の社史を見ると、社屋や社員など創業当時の様子をうかがい知ることができる写真が必ずと言っていいほど掲載されていますよね。ところが当社の場合、創業時の社屋の写真はもちろん、メンバーの写真ですら、どこを探しても見つかりません。親会社にも確認しましたが、創業時の資料はありませんでした。それならばとOB を訪ねて話を聞いてみましたが、みなさん記憶が曖昧で創業から数年間の業績等は分からずじまい。写真も残っていませんでした。
Q02.
今回社史を編纂したことで
新たに発見したことを教えてください。
A. 創業当時に在籍した先輩社員の苦労を知りました。
当社は三菱電機の産業用電機品を販売する商社ですが、上司や先輩から「創業当時は家電や電動工具を取り扱っていた」という話を聞いたことがあります。その時は「そんなこともあったのか」という程度の認識でした。しかし、今回改めて取材をしたところ、外的要因等で、否応なく取扱品目がかわり、「売ったこともなく、売り先も分からないものを、ある日突然売ることになった」という話を初めて知りました。まさにドラマのような話。創業当時の社員は、私たちとは比較にならないほどの相当な苦労をしたに違いないということも思い知らされました。苦労して会社の礎を築いた先輩方に感謝したいと思います。
Q03.
後任者(次期社史編纂委員)のために
やっておいた方が良いことはありますか?
A. 未来の岡谷機電へのメッセージとして、記録はこまめにデータベースへ。
社史の編纂とは、まさに「温故知新」。単に昔を振り返るだけではなく、新しい知見を得るためにも大切なことだと痛感させられました。次回、社史を発行するのは30年後になるのか、50年後になるのか分かりませんが、ぜひ作ってほしいと思います。今回の編纂作業を通じて、その時々に起きたトピックスを記録しておけるデータベースを作成しました。年に1回で良いので、今の会社に起こったことを、面倒くさがらずに更新していってほしいと思っています。これは未来の岡谷機電を支える、まだ見ぬ社員たちに送るもの。岡谷機電が未来永劫続くための大切なメッセージになるはずです。
Q04.
社史を通して社員に
伝えたいことはなんですか?
A. 苦労して会社の礎を築いた先輩方の思いを引き継いでほしいです。
今回の社史編纂を通じて、多くの OB と話をする機会をいただきました。OB から決まって耳にしたのは「あの取引先はどうなっているの?」という質問です。取引金額が以前より大きくなっている企業を担当していた OB は「よく頑張って育ててくれた」と喜んでくれました。その様子を見て、苦労して顧客を拡大してきた先人たちの思いを引き継ぐことの大切さが分かったような気がします。私たち商社の仕事は単にモノを売ってそれで終わりではありません。そこに付加価値を付け、お客様とより深い関係を築いていくことが 何より大切なことではないでしょうか。社史の発行を機に、若手社員たちには「今お付き合いいただいているお客様とは、どのような経緯をたどって取引を開始するに至ったのか」というバックボーンをきちんと理解をした上で仕事に臨むことが、お客様にとってはもちろん、私たちにとっても意味のあることだということを伝えていきたいと思います。
後輩の皆さんへメッセージ
入社当時、既に三菱電機の産業用電機品は製品力が高く業界トップシェアで売り易い商材だった為、多少苦労はしたものの今思えば『売れていた』というところもあったように思います。数年後、某自動車メーカーの指名活動に取り組み、海外まで PRに行ったりそのユーザー向けの製品を三菱電機に開発してもらうことによりスペックインに成功し、初めて大きな喜びを感じその後のモチベーションにもなりました。後輩の皆さんにも、仕事を通じて喜びや自身の成長を少しでも多く感じてもらいたい。また創業時から伝わる『顧客に寄り添い、失敗を恐れずチャレンジ』することで会社を益々発展させ、更に次の世代へとバトンを繋げて欲しいと思います。
profile
常務取締役
濱島 茂光
shigemitsu hamajima
常務取締役
濱島 茂光
shigemitsu hamajima
1989年入社
社歴
平成元年 入社(豊田営業所配属)
平成19年 取締役三河営業部長
平成25年 現職