BCP対策を軸に、平常時の活用まで見据えた蓄電池システム
「非常時専用」では終わらないBCP設備
非常用電源として発電機を導入しているケースも多くありますが、発電機には燃料の備蓄や補給、定期的な試運転、騒音や排気ガスといった運用面での課題があります。また、発電機は基本的に非常時のみ使用される設備であり、平常時には稼働せず、BCP対策としての役割にとどまるケースが一般的です。
一方、蓄電池は停電と同時に自立運転へ切り替わり、重要設備へ電力を供給します。燃料を必要とせず、静音・無排気で運用できるため、設置場所の制約も少なく、日常的な運用が可能です。BCP対策として導入しながら、平常時にも活用できる点が、蓄電池と発電機の大きな違いです。
事業内容によって、非常時に優先して電源を確保すべき設備は異なります。
蓄電池は、必要な設備を選別し、業種ごとのBCP対策に合わせた電源構成が可能です。
停電時でも照明・監視カメラ・通信機器などの電源を確保することで、施設内の安全管理と最低限の営業継続を支えます。
来場者の安全確保や混乱防止という観点から、瞬時に電源を供給できる蓄電池が有効です。
医療機器や照明など、停止が許されない設備への電力供給が最優先となります。必要な負荷を選別し、長時間の運転を想定した構成とすることで患者・利用者の生命と安全を守るBCP対策につながります。
POS、照明、情報システムなどを維持することで、非常時でも最低限の業務継続が可能になります。停電による業務停止や顧客対応の混乱を防ぎ、事業継続性を高めるBCP対策として活用できます。
冷却設備の停止は、商品ロスや品質劣化に直結します。
冷蔵・冷凍設備への電力供給を優先することで、在庫価値を守るBCP対策として蓄電池を活用できます。

電気料金の基本料金は、一定期間における最大電力使用量(デマンド値)によって決定されます。一時的な電力使用の集中が、長期間にわたりコスト増加につながるケースも少なくありません。蓄電池を導入することで、電力使用量が急増する時間帯に蓄電池から放電し、電力のピークを抑える運用が可能になります。
これにより、最大デマンド値の低減、基本料金の削減、電力使用量の平準化といった効果が期待できます。
また、日の出前や日没後など、太陽光発電が稼働しない時間帯のデマンド抑制にも有効です。ピークカットで使用した電力は、夜間など負荷の低い時間帯に充電するため、電力使用量の総量を変えずにコスト構造を見直すことができます。BCP対策として導入した蓄電池を、平常時には電力コスト削減に活用できる点も、蓄電池の特長の一つです。
蓄電池は、非常時に電力を確保するための設備であると同時に、必要なタイミングで放電できるという特性を持っています。この特性を活かし、蓄電池に貯めた電力を、必要なタイミングで電力市場に提供することで、収益化できる可能性があります。「BCP対策として導入した設備を、平常時には事業収益に活かす」活用方法についてもご相談いただけます。BCP対策を目的に導入した蓄電池を、平常時にはこうした形で活用することで、電力を「コスト」ではなく、事業運営に活かせる要素として位置付けることができます。
単独の設備では市場参加が難しい場合でも、 複数の蓄電池を束ねて制御するアグリゲーションを活用することで、 市場参入の可能性が広がります。 BCP対策を起点に、ピークカットによるコスト削減、電源価値の創出といった活用へ展開することで、蓄電池は事業継続を支える設備から、日常運用にも寄与する設備として活用できます。

BCP対策として「何をどれくらいの時間動かすか」、平常時に「どのように活用するか」によって、最適な容量・構成・制御方法が異なります。岡谷機電では、事業内容や設備構成、運用目的を踏まえ、各種ニーズに合わせた蓄電池システムをご提案します。BCP対策を起点に、ピークカットや将来的な活用まで見据えた構成をご検討いただけます。
製品・サービスについてさらに詳しく知りたい方は
当社のサービス・製品についてさらに詳しく知りたい方は、お問い合わせフォームより必要事項を記入していただき、送信してください。内容を確認の上、折り返しご連絡いたします。